佐賀県に観光にやってきた人、佐賀県民でもまだ行ったことがない人にぜひ行ってみてほしい、佐賀県の観光スポットを紹介します。
●七ツ釜
日本の天然記念物でもある七ツ釜(ななつがま)は、断崖に7つの巨大な洞窟が並んでいる海食空洞です。玄界灘の荒波で長い年月をかけて形作られたその景勝地は、見るものに自然の驚異を感じさせてくれる、佐賀県の代表的な観光地です。遊覧船に乗ってその雄大さを味わうも良し、七ツ釜の上に整備された遊歩道や展望台で玄界灘も良し、の一押しスポットです。
●武雄の三大大楠
国の天然記念物にも指定されている川古大楠は、樹齢3000年ともいわれており、高さは25メートル、根の周囲は33メートルもあります。幹の空洞が祠になっていて、中には稲荷の石祠が祀られています。武雄の大楠は、武雄神社のご神木でもあり、内部には12畳ほどの空間があり、神様が祭られています。 こちらは市指定の天然記念物。また、塚崎の大楠は昭和に入ってから落雷で上部と幹の一部がかけてしまっているものの、その根周りは38メートルもあります。武雄の三大大楠、最近はパワースポットとしても有名で、確かに何かパワーをもらえそうな力強さがありますね。佐賀は、古来は「佐嘉」と表記されていました。この佐嘉という言葉の起源は、「肥前国風土記」に記されたエピソードがその有力な説になっています。日本武尊が巡幸されたとき、楠の立派さにこの国を「栄(さか)の国」と呼ぶのがいいだろうと語ったといわれています。それが後に佐嘉となり、明治時代には佐賀になったということです。佐賀県の木であり花でもあるのは楠(クスノキ)で、佐賀県のシンボルです。楠は、佐賀県にとって昔から馴染み深いだけでなく、誇らしいものでもあったのです。