佐賀県ガイド

佐賀の県民性

 佐賀県の県民性、というと男性は頑固一徹、女性は辛抱強いしっかり者、そんなイメージがあるようです。実際のところはどうなのでしょう。
 「武士道とは死ぬこととみつけたり」。これは佐賀藩士、山本常朝の教えを書いた葉隠の中の最も有名な一節です。よく死を賛美するような意味で解釈する人がいますが、もちろんそれは間違いで、これは死を覚悟して生きるということです。葉隠のような、武士のイメージが前述のような頑固、辛抱強い、そんな県民性に反映されているのかもしれません。
 ですがあくまでも、これらはイメージの話です。客観的に見ていくためにまずはデータを元に佐賀の県民性を判定していきましょう。政府統計によれば、佐賀県は仕事の平均時間が日本一長いそうです。ただでさえ日本人は働きすぎだと言われていますが、佐賀県の男性はその日本の中でも最も働いていることになるわけです。佐賀県の男性は真面目、仕事が大好きといえます。ちなみに佐賀県の仕事を持った男性が娯楽に使う時間は全国で2番目に短くなっています。遊ぶよりも仕事が大事、頑固一徹なのは仕事に対して真摯でプライドをもっているから、なのかもしれませんね。また女性の方も、仕事の平均時間は長めで全国11位、娯楽時間も短めの全国43位になっています。
 仕事や家事などの社会的活動は男女ともに長めの全国7位ですから、佐賀県民は総じて「働き者」といえます。そして働き者が多い分、世帯収入も高めなのですが、食料費や娯楽にかける費用は低めになっています。貯蓄はさほど多くはありませんが、その分保険にかける金額は多め。なんとなく佐賀県の県民性が見えてきますね。佐賀県民は、努力型でしっかりものが多いといえるかも知れません。こうした県民性は、頑固一徹、辛抱強い、そんなイメージと結びつきます。やはり他所の人が思い浮かべる佐賀県の県民性はさほど間違ってはいないようです。

↑ PAGE TOP